<取り扱い説明書には>
山道や高速道路のカーブで、運転者のハンドル操作やブレーキ操作に応じて、
4輪それぞれのブレーキ制御を調整する事によって、車両の動きをより滑らかにすると同時に
応答性を高めるなどして、安定感のあるコーナリングを実現します。
< 解 説 >
山道や高速道路のカーブを曲がる際、基本的に遠心力で外側にふくらむ事が
ありますが、この機能はそのような場合に4輪それぞれのブレーキを制御
して、ふくらまずに、または車のお尻を滑らすことなく曲がる事を支援するシステムです。
この機能は基本的に常時機能していますがドライブモードのPersonalの設定で
この機能をOffにする事ができます。
この機能をOffにすればドリフトができるかもしれませんね!!!!!
【注釈】VDCをOffにした場合、この機能は全てのドライブモードで作動しません。
< 原 理 (仮設) >
山道や高速道路のカーブを曲がる際、遠心力で外側にGがかかります。
その際、内側のタイヤのサスペンションと外側のタイヤのサスペンションに
かかる力に大きな差が出てくるのを検知してして、4輪のブレーキを制御して
外側に膨らんだり、ドリフトを起こす事を抑えているのだと思われます。
つまり、コーナーのRが緩やかでもコーナーに入る際の速度が早ければ
この機能が作動するものと思われます。
< モニター方法 >
この機能が作動した事を確認する方法としてはメーター内のディスプレー
をシャシー制御画面にしておくことで、画面の変化で作動を確認する事ができます。
但し、メーター内のシャシー制御画面は初期設定の段階では表示できませんので
別途ナビゲーションシステムの「設定」⇒「メーター設定」⇒「メインメニュー選択」
で「シャーシ―制御」を”ON”にする必要があります。また、ステアリングスイッチの
ページ更新スイッチでメーター中央の画面を遷移する事ができます。